FXで重要な経済指標
経済指標とは各国の公的機関が発表する経済状況などを物価、金利、貿易、景気など数値化したものです。
特に基軸通貨国(基軸通貨について)であるアメリカの経済指標は重要で色々なマーケット(為替相場、債権市場、株式市場)に大きい影響与えます。
ここでは、特にFX(為替市場)からの視点で経済指標を大きいものから小さいものまで解説していきたいと思います。
アメリカ雇用統計
毎月、原則第一金曜日に発表されます。
非農業部門雇用者数、失業率、平均時給で構成されアメリカのみならず世界中の金融市場全体に影響があります。
特に為替相場に与える影響が大きく発表後は一瞬にして1円(100pips)以上動く事もあります。ですが…最近はあまり値動きが起きなくなりました。(2020年現在)
動き次第では、その月の方向性も決めてしまう事もあります。
FOMC(政策金利、声明発表)
アメリカの政策金利の変更などを発表する全世界大注目の指標です。FOMCはFederal Open Market Committee(連邦公開市場委員会) の略です。年に8回開催されます。政策金利の変更は株式市場や為替レートに多大な影響を与えます。FRB Federal Reserve Board (米国の連邦準備制度理事会の略)議長の声明も発表されます。
消費者物価指数(CPI)
インフレ系の最重要指標。小売り、サービス価格がどのように変化しているのかを示す指数です。
物価動向を判断する指標として最も広く使われ…金融政策に大きな影響を及ぼします。
この指標で時に50pips以上動くこともあります。(ポンド円など…)
価格の変動が大きい食料品とエネルギーを除いた「コア指数」の動向が特に重要視されます。
GDP(国内総生産)
景気動向の総合的判断に使われる指標です。
GDPは一定期間内にその国で生み出された財とサービスの付加価値の総額。
経済成長や景気動向を総合的に判断でき、中長期的な景気動向をつかむのに不可欠な重要指標です。
国の経済規模を測る為の指標としても使われる。
とても注目度が高く市場影響度も非常に大きい。
GDPは多くの項目で構成され、実質GDP、名目GDP、個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、政府支出などがある。
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